県内感染58人、浜松の高齢男性死亡

2020年12月3日 05時00分 (12月3日 05時03分更新)
 静岡県内で二日、新たな新型コロナウイルス感染者が五十八人確認された。県内の感染者は累計千七百六十八人。浜松市は、感染者の高齢男性が一日に死亡したと発表した。県内の死者は十二人目。重症者は前日より一人増えて九人となり過去最多。病床使用率は56・1%、重症者用病床の使用率は31%に上り、いずれも過去最高となった。静岡市を含む中部で80%、東部で70%近くに達し、逼迫(ひっぱく)の度合いが増している。

◆病床率逼迫 県中部80%

 二日正午現在の入院患者は百九十八人。コロナ患者用の病床は三十六施設三百五十三床(うち重症者用病床は二十九床)。地域別の病床使用率は東部が66・7%、中部が80%、西部が33・1%。
 静岡市発表分は二十四人。うち一人が市内の私立認定こども園の女性職員(三十代)で、濃厚接触者の職場同僚六人と、園児二十一人全員が陰性だった。同園は一〜二日に休園し、三日から再開する。
 市内十二例目のクラスター(感染者集団)と認定されたデイサービス施設(駿河区)で新たに利用者の家族三人が感染。十三例目の接待を伴う飲食店(葵区)では従業員二人が陽性になり、計十九人になった。
 県発表分は二十九人。内訳は伊東市八人、三島、富士両市が各五人、藤枝市が四人、熱海市が二人、島田、磐田、袋井、裾野、伊豆の国の五市が各一人。感染経路は十五人は感染者との接触で、十三人が調査中か不明、一人は県外。
 浜松市発表分は五人で、いずれも六十歳以上の高齢者。市内の無職女性と男性は感染が公表された人の濃厚接触者。東区の自営業男性、東区の無職女性、中区の男性は感染経路が分かっていない。中区の男性は肺炎を起こし中等症。死亡した高齢男性の詳細は、遺族の意向で発表されていない。 (大杉はるか、坂本圭佑)

◆県専門家会議 病床確保で協力

 県内の医療関係者でつくる県新型コロナウイルス感染症医療専門家会議が二日にウェブ方式で開かれ、逼迫(ひっぱく)するコロナ病床の確保と通常医療の継続のため、連携することを確認した。
 会議は県医師会や県病院協会、県看護協会の幹部などで構成。病床の確保が難しい理由の一つが対応する看護師不足のため、看護協会から、退職者の名簿を使い、希望者を募って派遣できないかという提案があった。
 出席者から、コロナ用病床を空けるために、感染を広げる恐れのない患者は、コロナ用病床のない病院に転院してもらうといった意見も出た。 (高橋貴仁)

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