冬山シーズン合わせ 剣岳口に警備派出所

2020年12月2日 05時00分 (12月2日 10時27分更新)
登山用ロープを受け取る山岳警備隊員(右)=上市町伊折で

登山用ロープを受け取る山岳警備隊員(右)=上市町伊折で

  • 登山用ロープを受け取る山岳警備隊員(右)=上市町伊折で

 冬山シーズンに合わせ、北アルプスの剣岳登山口に一日、上市署馬場島警備派出所(上市町伊折、標高七五〇メートル)が開所した。山岳警備隊が登山者に情報提供するほか、山岳遭難事故が発生した際の救助の拠点となる。
 開所式には同町や同署、山岳警備隊などから約二十人が参加。中川行孝町長は「剣岳にあこがれて、今年も多くの登山客がやってくる。万が一の救助活動に力を注いでほしい」と激励した。県警の島田久幸地域部長は「安全な登山ができるよう、登山者にはタイムリーな情報提供を」と呼び掛けた。隊員には県警などから登山用のロープと豚肉が授与された。
 派出所は冬山シーズンが終わる二月末まで設置され、十人が交代で警備にあたる。新型コロナウイルスの感染防止策として、隊員はマスクを着用し、手指の消毒に努める。
 昨シーズンの遭難件数は一件三人で、うち一人は死亡した。県警は「事前に山の天候を確認し、登山計画をしっかり立てて入山を」と注意を呼び掛けている。(山岸弓華)

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