新しい若狭塗箸で新年を 小浜市 在庫と無料交換事業 習慣定着を期待
2020年12月2日 05時00分 (12月2日 09時57分更新)
小浜市が企画した「新年! 若狭塗箸お取替えキャンペーン」が一日、始まった。同市福谷の箸のふるさと館WAKASAで開始式があり、訪れた親子が毎日使っている箸を新しい箸に交換した。 (池上浩幸)
新型コロナウイルスの感染拡大で、売り上げが落ち込んだ地場産の箸の救済策として、市が七百二十万円を予算化。在庫となった一万五千膳を若狭塗箸協同組合から買い取り、各家庭で使っている箸と無料で交換することにした。
窓口は、箸のふるさと館や道の駅若狭おばまなど五店舗。「新年は新しいお箸で」をキャッチフレーズに、福井市観光物産館や東京、大阪の県のアンテナショップでも扱えるようにした。期間は来年二月末まで。
コロナ禍で外食の機会が減り、自宅で箸を使う機会が増えていることから、開始式であいさつした松崎晃治市長は「新年は新しい箸を使うという習慣を定着させていきたい」と今後に期待した。
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