LED照射でムクドリ撃退 浜松市が対策実験
2020年12月2日 05時00分 (12月2日 11時35分更新)
騒音やフン害が問題となっているムクドリ対策として、浜松市は一日、ムクドリを追い払う効果が確認された発光ダイオード(LED)ライトを自動照射し、逃げるムクドリの動きを詳細に把握する実証実験を始めた。実験は三十一日まで。
ムクドリ対策の実験は十月にもあり、実際にLEDライトを当てて、追い払う効果があることを確認した。今回は、逃げるムクドリの動きをデータ化して、より効果的な照射方法を模索する狙い。光学機械製造「パイフォトニクス」(東区)が提案し、市に採択された。実験結果は来年一月までに取りまとめる。
ザザシティ浜松(中区鍛冶町)沿いの街路樹十本にLEDライトをプログラムに沿って自動で照射し、飛び立つムクドリの動きをカメラで撮影。画像処理をして、動きをデータ化する。この日は遠鉄百貨店前(中区砂山町)の群れにも照射し、効果を確認した。
市によると、市中心部の街路樹には夕方ごろからムクドリの群れが集まり、フンによる道路汚染や騒音の被害が発生している。 (渡辺真由子)
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