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日本ハム1位 『漁師の子』伊藤大海 「第二の故郷」苫小牧の海で誓った"タカ狩り"

2020年12月2日 06時00分

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漁協関係者から祝福の花束を受け取る日本ハムからドラフト1位指名された苫小牧駒大・伊藤大海投手(右)

漁協関係者から祝福の花束を受け取る日本ハムからドラフト1位指名された苫小牧駒大・伊藤大海投手(右)

 異例の“漁港交渉"から飛躍を目指す。日本ハムがドラフト1位指名した苫小牧駒大の伊藤大海投手(23)=176センチ、82キロ、右投げ左打ち=が1日、北海道苫小牧市内で入団交渉し、契約金1億円プラス出来高払い、年俸1500万円で仮契約した。
 ◇  ◇
 「海の近くで仮契約を行うことができて、すごくうれしい」。伊藤が顔をほころばせた。名前に「海」の字があることや父親が故郷の北海道鹿部町でタコつぼ漁をしている縁から、交渉は高校、大学時代を過ごした苫小牧の漁港でという形に。球団の期待を感じた右腕はホテルに移っての会見で「また明日から新しい気持ちで取り組んでいける」と気を引き締めた。
 海は大学時代に眺めて「何で小さいことで悩んでるんだ」と気持ちを入れ直した場であり、釣りを楽しんだ場でもある。そして、今は自ら「第二の故郷」と思う苫小牧の水面(みなも)にプロでの活躍を誓う。「1球でも、1試合でも多くチームに貢献したい。日本を代表する投手になりたい」。心の中の願いをかなえるため、趣味の釣りも大いに活用する。
 「野球に通じる部分でいったら、リリースの位置は一緒かなぁと思います」。そんな右腕がまず目指すのは開幕1軍と打倒ソフトバンク。「何事にも勝ちたいというのがあるので、来年は『勝』という字をモットーにやっていきたい」。確かな自信を胸に、プロの荒波に挑む。
▼伊藤大海(いとう・ひろみ)1997(平成9)年8月31日生まれ、北海道鹿部町出身の23歳。176センチ、82キロ、右投げ左打ち。小学2年で野球を始め、北海道・駒大苫小牧高時代は2014年のセンバツ甲子園大会に出場。1回戦の創成館戦で完封勝利を挙げた。駒大に進学したが、1年秋に退学。翌春に苫小牧駒大に再入学し、規定で公式戦への出場が1年間できなかったものの、2年次の18年には全日本大学野球選手権に出場。1回戦の日本文理大戦で完投勝利を挙げた。大学日本代表には18、19年に選ばれ、主に抑えを務めた。

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