【石川】ぷりぷり のと寒ぶりの季節 今季認定初日は3匹

2020年12月1日 05時00分 (12月1日 14時14分更新)

認定を示すタグを付けて競りに掛けられた宇出津港のと寒ぶり=1日午前、石川県能登町宇出津港で(加藤豊大撮影)


 石川県能登町の宇出津港で一日朝、寒ブリの独自ブランド「宇出津港のと寒ぶり」の今季認定が始まった。初日は大ぶりの三匹が認定され、地元の仲買人らが競り落とす威勢のいい声で港町は活気づいた。
 ブランドは県漁協能都支所(同町宇出津)が二〇〇七年に商標登録。ブリに脂が乗る十二月と翌一月に、重さ一〇キロ以上の大物に専用タグを付け、宇出津港限定で競りに掛ける。
 この日は地元の定置網漁船四隻が計十二匹を水揚げした。そのうち最大で一二・八キロ、初日としては昨年より二匹少ない三匹をブランド認定。競りでは例年並みの一キロ三千円台後半の値が付いた。宇出津の「下平(したひら)鮮魚店」の下平真澄さん(33)は「今年もいよいよ始まった。数は少ないが形は良く、待ち望むお客さんに早く届けたい」と話した。
 支所によると、水揚げは十一月中旬から始まり一日平均百匹ほどで推移。例年十二月以降の漁最盛期は多い日で千匹以上を水揚げする。県水産総合センター(同町)は、県内主要十港の定置網による寒ブリ水揚げ量を今季は平年の半分ほどの三百三トンと見通す。支所担当者は「自然相手のことなので豊漁を願うばかり。これから能登沖の海水温が下がり、どっと網にかかるのを期待したい」と話した。

関連キーワード

PR情報