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「マノヒビコ」「シックストーンズ」「サンガンの礼」恥ずかしい…“古今東西”の覚え違い【増田護コラム】

2020年12月1日 11時51分

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真野響子

真野響子

 顔から火が出そうになった。紅白歌合戦の出場メンバーを報道するNHKニュースが「ストーンズが初出場です」と言う。SixTONESは「シックストーンズ」じゃなかったのか。ほんの2時間前、会社のアルバイト女子学生に自慢げに連呼してしまったぞ。完全に笑顔でスルーされたけど。
 家族にその話をしたら、「前に教えてあげたでしょ。私も学生に、あれストーンズですと笑われたって」。そうだった? 活字から入った情報はそういうことが起こりやすい。
 【ねぇコタジマさん】プロ野球中継でおなじみ東海テレビの小田島卓生アナは、ある局の女子アナにそう呼ばれたそうだ。正しくはオダシマで、「オダジマと言われることはありますが、初めてそう呼ばれました」。そういえば「イチニチジュウヤマミチ」で話題になった旧中山道を「キュウチュウサンドウですよね」と言って話題になったあのアナウンサーも同じ局所属だった。かわいい話ですが。
 【マノヒビコって?】筆者が学生の頃、母親がテレビを見て「あれはええ女優さんだわ」とやたらその名を口にしていた。それが真野響子さんで「マヤキョウコ」と読むのだとやがて知ったが、恥かいたぞ、おふくろ。
 プロ野球でも覚え間違いはありまして。
 【これではチームのドキが下がりますね】これは筆者の高校生時代、ラジオの実況中継であるキー局の解説者がそう話したとしてクラスで話題になった。エラーが出た直後のコメントだったようだが「ドキ」って何だ? われわれは「たぶん士気(シキ)を土気(ドキ)と間違えて覚えたんじゃないか。ド根性のドだし」という結論に達した。
 【サンガンの礼】これはある中日スカウトの告白。「おれ、ずっとそう思ってたんだよ。三顧の礼(さんこのれい)が正しかったんだな」。中国の故事で、ちゃんと意味も分かっていたそうだ。確かに「願」と「顧」は字面も似てる。
 筆者だって記者でありながら年俸は「ネンボウ」と読むのだとずっと思っていた。人のことは笑えないのであります。で、スルーされた冒頭のSixTONESの続き。家族が言う。「恥かかせてはいけないと思ったんだろうけど、言えない雰囲気を醸し出してるんじゃないの?」。ギクッ。
 恨みに思う人も、何か言うと「相談してるんじゃない決定事項だ」と激怒する人もいる。コロナ禍で、世の中ギスギス。できないこともありましょうが、何でも話せる環境だけは必要ですよね。最近、プロ野球の契約更改からも学んだことであります。

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