福祉、観光産業化担いたい 勝山市長に初当選 水上さんが決意
2020年12月1日 05時00分 (12月1日 09時29分更新)
勝山市長選で元市議長との一騎打ちを制して初当選した水上実喜夫さん(61)が、投開票から一夜明けた三十日、市民会館で会見し、市政を担う決意を述べた。 (平林靖博)
−当選から一夜明けての感想は。
「率直にうれしい。選挙活動を通じて、多くの人に負担をかけていることへの苦しさがあった。周りの方が支援していただき、自分も努力した結果が出たと思う」
−まず取り組みたいことは。
「子育て支援策などの福祉関係や観光の産業化の進捗(しんちょく)をしっかり担いたい。(勝山市が)人と企業に選ばれるための下準備をしていくことになる」
−自身が目指す新しい勝山についての考え方は。
「勝山市の良いところを継承し、磨きをかけることで違うものになっていく。なにより社会の変化を敏感に捉え、新しい状況に合わせて新しい考えを入れたい。(現市政の)すべてを継承するが、すべてを刷新する気持ちは変わらない。観光の産業化は次のステップにつなげるため、長尾山総合公園などに民間活力を入れる考えを加速させていきたい」
−新型コロナウイルスへの対応について。
「市の経済の動きがどうなるか。農林水産業ではコメが売れない現実がある。製造業ではアパレルが戻っていない。そういったことへの対応には、小さい企業の下支えが欠かせない。規模が大きい企業でも、働く人をどうサポートしていくかが大切」
−新市長としての決意は。
「信任を得た以上、すべての市民に対して福祉、観光、まちづくり、防災政策を提供して、選んだ人も選ばなかった人も、水上になって良かったと思われるような市政を実現したい」
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