燃料電池車普及、国目標の1/10 トヨタ、新型ミライで加速

2020年12月1日 05時00分 (12月1日 05時01分更新) 会員限定
名古屋市内で11月に先行展示された、新型ミライの市販モデルとほぼ同じ形状のプロトタイプ車両=名古屋・名駅のミッドランドスクエアで

名古屋市内で11月に先行展示された、新型ミライの市販モデルとほぼ同じ形状のプロトタイプ車両=名古屋・名駅のミッドランドスクエアで

  • 名古屋市内で11月に先行展示された、新型ミライの市販モデルとほぼ同じ形状のプロトタイプ車両=名古屋・名駅のミッドランドスクエアで
 トヨタ自動車は、燃料電池車(FCV)「ミライ」を全面改良して九日に発売する。世界初の量産型FCVとなった初代の発売から六年。新型では一回の水素充填(じゅうてん)で走れる距離を八百五十キロに伸ばす一方、価格は初代より三十万円低く抑え、魅力を大きく向上させた。ただ、国内における普及の現状は本格化には程遠い。電気自動車(EV)を中心とした世界的なエコカー開発競争の中で再評価されつつあるFCV。トヨタの新型車投入で、燃料供給拠点の整備加速や規制緩和の行方に注目が集まる。 (曽布川剛、安藤孝憲)
 「新型ミライは、FCVの社会受容性を高めて、なじみある存在にしていく大きな役割を担っている」。初代に続き新型でも開発責任者を務めたトヨタの田中義和チーフエンジニア(CE)が十一月下旬、新型の販売を予定するトヨタカローラ中京(名古屋市)でのイベントで強調した。
 新型ミライの開発にあたり、車造りの基礎となるプラットフォーム(車台)を刷新。初代は四人乗りだったが、新型は、発電装置や燃料タンクの配置も工夫し、五人乗りとした。燃料効率を上げながら原価を低減させる活動も部品サプライヤーと徹底。初代で七百四十万円だ...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

PR情報

特報の新着

記事一覧