PCR検査1日最大1万4500件拡大 県が補正予算案

2020年12月1日 05時00分 (12月1日 05時03分更新)
 県議会十二月定例会が三十日開会し、県は総額十億三千八百万円の一般会計補正予算案など、二十四議案を提出した。補正予算の半分近い四億九千三百万円が新型コロナウイルス対策。川勝平太知事は提案説明で、県内での感染拡大に危機感を示し、現在一日三千件行えるウイルス検査態勢を一日最大一万四千五百件まで拡大する考えを表明した。会期は十二月二十一日まで。
 川勝知事は、特にクラスター(感染者集団)が多発している静岡市と、浜松市への警戒感を強調。検査態勢を強化し、「クラスターを早期に封じ込め、感染拡大防止に取り組む」などと述べた。
 また、新型コロナ用の病床が逼迫(ひっぱく)する中、「さらなる病床確保に取り組む。入院が必要な中等症以上の患者に適切な医療を提供できる体制を確保する。県民の命と健康を守る」などと力を込めた。
 来年度当初予算の編成については、「社会保障費が増加することから近年にない厳しい環境になる。財源不足の圧縮に取り組む」との方針を示した。
 県議会は、新型コロナ感染に絡む嫌がらせや誹謗(ひぼう)中傷が起きている事態を受け、「誹謗中傷を恐れ感染者が行動歴などの情報提供を拒めば、さらに感染拡大を招く」などの懸念を表明。差別や偏見、誹謗中傷の根絶に取り組むことを全会一致で決議した。
 また、県職員約三万人の冬のボーナスを〇・〇五カ月分(平均二万円)引き下げる給与条例改正案を賛成多数で可決。二〇一九年度の一般会計や公営企業など決算十七件も認定した。
(大杉はるか)

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