甲賀流忍術、実践演習で気合 三重大院生、伊賀の山に分け入り心身統一

2020年12月1日 05時00分 (12月1日 13時38分更新) 会員限定
自然の中、忍者の呼吸法を実践する学生たち=三重県伊賀市石川で

自然の中、忍者の呼吸法を実践する学生たち=三重県伊賀市石川で

  • 自然の中、忍者の呼吸法を実践する学生たち=三重県伊賀市石川で
 三重大大学院で忍者を専門的に研究する「忍者・忍術学」コースの学生が十一月二十七日、伊賀市石川の山林で実践演習に臨んだ。自然に囲まれた中、呼吸法や走法を学び、心と体を一つにする境地を目指した。
 修士課程の一、二年生五人が黒装束に身を包み、甲賀流忍術の継承者で同大産学官連携アドバイザーの川上仁一さん(71)=福井県若狭町=に教わった。博士課程一年の三橋源一さん(46)が営む道場に集合し、近くの山城跡まで林の中を分け入っていった。
 到着すると、息を整え、吸う、吐くのリズムを意識し、木々の間をぬって疾走。川上さんは「腰を低くして」「緩急をつけると見つかりにくくなる」と助言していた。相手を倒すイメージで「エイ、ヤッ、トゥー、ハッ」と大声を発する気合や、木に全身をぶつける打木にも取り組んだ。
 実践演習は、忍者の心技体を体得するため、昨年度から始まった。後期の科目として月に一度開講され、屋外では今期初めて。年内に同大の伊賀研究拠点で、あぶり出しの実験を予定している。 (河野晴気)
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