力いっぱいゴール目指す 富山で発達障害児童ら運動会

2020年11月29日 05時00分 (11月29日 12時38分更新)
障害物競走で力いっぱい体を動かす児童ら=富山市秋ケ島の県総合体育センターで

障害物競走で力いっぱい体を動かす児童ら=富山市秋ケ島の県総合体育センターで

  • 障害物競走で力いっぱい体を動かす児童ら=富山市秋ケ島の県総合体育センターで

 発達障害のある児童らを対象にした運動会が二十八日、富山市秋ケ島の県総合体育センターであった。障害のある子どもたちを療育する放課後等デイサービスから児童約百人が参加し、力いっぱい体を動かした。
 「富山県放デイゆるゆる大運動会」と銘打ち、富山福祉短大や県内のNPO法人などでつくる実行委員会が開いた。発達に特性のある児童は、長時間じっとしていることが苦手な場合が多く、集団行動が求められる学校の運動会では、参加が難しいケースがあった。のびのびと運動に親しんでもらう機会をつくろうと、昨年に引き続き開催した。
 競技ルールを簡略化したり、途中入退場を認めるなど、児童の特性に合わせたプログラム構成とした。障害物競走では、網縄をくぐり抜け、ボランティアの大学生と協力しながらゴールを目指した。順位にこだわることなく、出遅れた児童にも「頑張れ」とエールが送られた。
 新型コロナウイルスの感染防止策として人数制限を実施した代わりに、参加できなかったデイサービスの事業所と会場をオンラインでつなぎ、旗揚げゲームなどを楽しんだ。
 実行委員会事務局長の長谷川暁信さん(41)は「発達に特性のある子どもは、社会で苦い経験をしていることがある。『大人が支えてくれている』という安心感を持って、運動に取り組んでくれれば」と話した。(山岸弓華)

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