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<紀州日記> 紀北中、LGBT題材に映画制作

2020年11月29日 05時00分 (11月29日 12時38分更新)
映画の一場面を撮影する生徒ら=紀北町紀北中で(同校提供)

映画の一場面を撮影する生徒ら=紀北町紀北中で(同校提供)

  • 映画の一場面を撮影する生徒ら=紀北町紀北中で(同校提供)
  • 主演を務めた2年の塩飽さん(左)と宮地さん紀北町紀北中で
  • 映像の編集をする生徒ら=紀北中提供
 紀北町の紀北中学校の二年生たちが、悩みを抱える性的少数者(LGBT)の中学生の姿を描いた短編映画の自主制作に取り組んだ。性的少数者を巡り、どんなことを考え、学んだのか。学校を訪れ、生徒の声を聞いた。
 人権学習の一環として、今月十四日にあった文化祭での上映に向けて制作した。二年生の全五十五人が参加し、出演や撮影、編集などを分担。放課後や休日に集まって撮影をしたこともあった。
 性的少数者を取り上げるきっかけは、ある日の昼休みの出来事だった。男子と女子が互いの制服を着て遊んでいるのを、学年主任の中津畑貴利教諭(36)が見掛け、性的少数者について考える授業を思い付いた。
 授業は十月にあり、中津畑教諭は妻から借りてきたという女性の服を着て教壇に立った。クスクスと生徒からの笑い声が聞こえると、こう呼び掛けた。
 「自らと異なる価値観に触れたとき、差別する気持ちはなくても、相手を傷つけ、否定してしまうことがある」。そして問い掛けた。「自分の大切な人が性的少数者だったら?」。生徒らは真剣に考え、話し合った。その中で出た意見や迷い、感想を基に、中津畑教諭が三十分の映画の脚本を書き上げた。
 物語では、自分...

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