J2磐田 J1復帰への命題<下>

2020年11月29日 05時00分 (11月29日 05時02分更新)
京都戦で競り合う伊藤洋輝選手(右)。チーム内で台頭する期待の若手の一人だ=6月28日、京都府亀岡市のサンガスタジアムbyKYOCERAで

京都戦で競り合う伊藤洋輝選手(右)。チーム内で台頭する期待の若手の一人だ=6月28日、京都府亀岡市のサンガスタジアムbyKYOCERAで

  • 京都戦で競り合う伊藤洋輝選手(右)。チーム内で台頭する期待の若手の一人だ=6月28日、京都府亀岡市のサンガスタジアムbyKYOCERAで
 ジュビロ磐田のJ2の残り試合は、来季J1に昇格するための準備でもある。その意味で、元日本代表のMF遠藤保仁選手(40)のゲームメークは欠かせない。加入後、三十六節まで12戦して1敗しかしていないからだ。
 浜松大(現常葉大)サッカー部OBの水野翔介さん(32)=浜松市=は「遠藤さん加入後はフベロ体制と違って、選手の自由度が増し、攻撃に変化が出てきた。最初からこのサッカーを見たかった」と“遠藤加入効果”に期待を寄せる。

◆若手躍進、強力FW必要

 けが人やコロナ感染などで、若手が台頭しているのも楽しみ。磐田の前身のヤマハ発動機サッカー部時代から応援している鈴木春雄さん(72)=浜松市=は「数年先を見据え、ベテランよりも若手を使い続けてほしい。DF鈴木海音(かいと)選手(18)ら若手も結果を残している。来季は常に優勝を目指す順位でいてほしい」とエールを送る。
 DF伊藤洋輝(ひろき)選手(21)も期待の若手。左足から繰り出すロングパスは正確で鋭い。今季三十六節を終え、出場三十二試合。プレー時間2797分はチーム最長。来年の五輪代表や将来の日本代表にも選出されそうな素材だ。
 遠藤選手を軸にした攻撃的サッカーの継続と、若手の躍進。さらに重要なのがFWの決定力。今季は三十六節終了時点で、FWルキアン選手(29)が10得点、FW小川航基選手(23)が9得点をマークしたが、いまひとつの成績。二〇一五年にJ2で二位となった時は、FWジェイ選手(38)=現J1札幌=が20得点、MFアダイウトン選手(29)=現J1FC東京=が17得点で、J1昇格の原動力となった。
 ルキアン選手のゴール前での抜群のキープ力、来年の東京五輪出場を目指す小川航選手のヘディングは魅力だが、さらなるチーム力向上を狙うためには、強力なストライカーを獲得してもおかしくない。 (川住貴)

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