北陸新幹線延伸遅れ 地元負担軽減へ一丸 県政懇談会 知事と自民国会議員

2020年11月29日 05時00分 (11月29日 05時02分更新)
自民党の県関係国会議員(奥)らを前に県政懇談会の冒頭であいさつする谷本正憲知事(手前左)=金沢市内で

自民党の県関係国会議員(奥)らを前に県政懇談会の冒頭であいさつする谷本正憲知事(手前左)=金沢市内で

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 谷本正憲知事と自民党県関係国会議員の県政懇談会が二十八日、金沢市内のホテルであり、二〇二三年春の開業延期と建設費増加が見込まれる北陸新幹線金沢−敦賀(福井県)間を巡り、沿線自治体の財政負担を減らすよう政府に働き掛けることで一致した。 (押川恵理子)
 現時点で開業は一年半ほど延び、建設費は物価上昇や工期短縮に伴うコスト増で約二千八百八十億円の追加が必要になる見通し。谷本知事は「われわれに責任はない。(追加の)地方負担分は国で全部カバーしてもらいたい」と訴えた。
 馳浩衆院議員(石川1区)は年末の国の予算編成で「『俺たちは許さないよ』と国土交通省と鉄道建設・運輸施設整備支援機構に対し、厳しい姿勢で申し上げている」と説明。佐々木紀衆院議員(石川2区)は「地元自治体の負担が極力生じないようにするべきだ」と主張した。
 一方、杉本達治福井県知事が言及した福井駅までの先行開業の可能性は、自民県連会長の山田修路参院議員(県選挙区)が「三県が足並みをそろえることが大事。現実的にはどうなのか」と否定的な考えを述べた。
 懇談会には宮本周司参院議員(比例)、西田昭二衆院議員(石川3区)も出席し、それぞれ雇用維持や能登地方の活性化に向けた事業などを県に求めた。

「知事は助さん格さん率いる水戸黄門」

3県けん引 馳氏が期待

 「福井の杉本知事、富山の新田知事を助さん、格さんとして従えた水戸黄門のような谷本知事」。二十八日の県政懇談会で馳浩衆院議員は、北陸三県知事が初めて顔をそろえた二十日の北陸新幹線・緊急要望を振り返り、三県の連携を強めるため谷本正憲知事のリーダーシップを求めた。
 七期目の谷本知事に対し、福井県の杉本達治知事は一期目。富山県の新田八朗知事は十月に初当選したばかりで、選挙では馳議員が何度も応援に駆けつけた。一方で、保守分裂選挙を新人が制した両県の結果が二〇二二年春の石川県知事選にも影響するとの声も県政関係者から聞かれる。
 佐々木紀衆院議員も同じく保守分裂の構図となっている来年一月の岐阜県知事選に言及。「近隣県で新任知事がどんどん出てくるとなると、なおさらベテラン知事のリーダーシップが期待される」と持ち上げた。

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