キセキの長所を引き出して、一発狙いの騎乗をしようと思っています【浜中俊コラム】
2020年11月29日 07時00分
4角で落馬した1年前の京阪杯は、ボクにとって生涯忘れることができないレースです。乗っていたファンタジストは急性心不全を発症して、命を落としました。自分のけがよりも、まだ3歳だったファンタジストの未来を奪ってしまったことが悲しくて…。調教師の梅田先生、それから廣崎オーナーも、手術後に病院へ、わざわざお見舞いに来てくださいました。その気持ちが本当にありがたかったです。
ファンタジストの命日である11月24日は、自宅の神棚に向かって、手を合わせました。競馬は何が起こるか分からないものですが、こういうアクシデントは悲しいですし、二度と起こってほしくありません。まずは無事に―。それが何より大切なことです。
日曜は東京へ。キセキとのコンビでジャパンC(12R)に挑みます。調教の動きは、京都大賞典の時に比べて、ずいぶん良くなっていましたし、いい状態で出走できそうです。ゲートが課題なので、どういう競馬になるかはスタート次第ですが、五分に出られれば前に行くつもり。すごいメンバーがそろいましたが、キセキの長所を引き出して、一発狙いの騎乗をしようと思っています。
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