筑前琵琶、93歳の腕が鳴る 12月6日に久世さんが名古屋で演奏会

2020年11月29日 05時00分 (11月29日 05時00分更新) 会員限定
演奏会に向け練習する久世さん=名古屋市千種区の自宅で

演奏会に向け練習する久世さん=名古屋市千種区の自宅で

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 名古屋発祥の筑前琵琶八洲(やしま)流の第一人者、久世旭如(くぜきょくじょ)(本名泰子)さん(93)=名古屋市千種区=が、数え九十四歳の櫛寿(くしじゅ)を迎えたのを記念した演奏会(中日新聞社後援)を、十二月六日午後一時から同市中区三の丸一の名古屋能楽堂で開く。この年齢での個人リサイタルは全国の琵琶奏者でも珍しい。「名古屋で生まれた筑前琵琶を一人でも多くの人に知ってほしい」と話している。 (大森雅弥)
 筑前琵琶は明治時代に筑前の国(福岡県)で生まれた楽器。開祖・橘旭翁(たちばなきょくおう)の最高弟、安部旭洲(きょくしゅう)が中部財界人の招きで名古屋に居を移し、一九二二(大正十一)年に八洲流を起こした。
 久世さんは幼いころから、八洲流奏者だった伯母の寺沢旭如さんに手ほどきを受けた。高校の家庭科教諭の傍ら、研さんを積み、寺沢さん亡き後は二代目旭如を襲名。唯一残る八洲流会派「旭如会」の会主として流儀と技の伝承に努めてきた。コロナ禍の今年はオンライン稽古にも臨んだ。
 新美南吉の童話など現代風のテーマを取り入れた新作にも積極的に取り組み、琵琶の音色だけでなく語りの心を大事にするのが旭如会の特徴。個...

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