ながらスマホ運転「故意の殺人行為」 葵区で則竹さん講演

2020年11月29日 05時00分 (11月29日 05時02分更新)
事故の際にへこんだ水筒を手に、ながらスマホの撲滅を訴える則竹崇智さん=静岡市葵区で

事故の際にへこんだ水筒を手に、ながらスマホの撲滅を訴える則竹崇智さん=静岡市葵区で

  • 事故の際にへこんだ水筒を手に、ながらスマホの撲滅を訴える則竹崇智さん=静岡市葵区で
 犯罪被害者等支援講演会が二十七日、静岡市葵区で開かれ、二〇一六年にスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」をしていた運転手のトラックにはねられ、次男を亡くした愛知県一宮市の特別支援学校教諭則竹崇智さん(50)が登壇。「ながらスマホ運転は故意の殺人行為だ」と訴えた。
 則竹さんは、亡くなった敬太君=当時(9つ)=の写真を振り返り、「妻の実家の焼津市でさわやかのハンバーグを食べるのが好きな明るい子だった」と紹介。事故当日、敬太君が履いていた靴や持っていた水筒を手に、駆けつけた病院で医師に「手の施しようがない」と言われ、最後は集中治療室で家族に手を握られながら心停止するまでの体験をつまびらかに語った。
 則竹さんはその後、ながらスマホの厳罰化に奔走。「スマホを見ていて『過失』扱いはあり得ない。事故は加害者家族も被害者にする。交通ルールを守れば事故は減らせる」と話した。
 講演会は、犯罪被害者週間(二十五日〜十二月一日)に合わせ、静岡犯罪被害者支援センターや県警などが企画。センター関係者ら約八十人が参加し、時折涙を拭きながら耳を傾けた。
 県警交通企画課によると、十月末時点の「ながらスマホ」による事故件数は、昨年同期比約七割減の七十三件で、昨年末の厳罰化が影響しているとみられる。 (五十幡将之)

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