磐田出身作家・梓沢さん 「東福門院・徳川和子」について講演

2020年11月29日 05時00分 (11月29日 05時02分更新)
 磐田市出身の作家梓沢要さんによる歴史講演会が二十八日、浜松市東区の市総合産業展示館であり、天皇に嫁いだ家康の孫娘「東福門院・徳川和子(まさこ)」について講演し、百三十四人が聞き入った。
 徳川和子(一六〇七〜七八年)は二代将軍秀忠と正室お江の五女。「徳川の血を引く天皇」を産むことを期待され、一六二〇年に後水尾天皇に嫁いだ。二男五女をもうけるも、成人まで生きられたのは四人の女宮だけで、皇子が天皇になることはなかった。
 梓沢さんは、和子は自由闊達(かったつ)な人柄であったと説明。後水尾天皇が和歌や古典をはじめ、文化の世界に力を入れていたことから「彼女も年々、優雅な筆跡や文章になっていく。パートナーとして精進されたんだと思う」と話した。
 和子のファッションリーダーとしての一面も紹介。武家文化的な小袖や、豪華な着物をたくさん集めていたほか、姫宮や公家、女官に分け与えたりしていたといわれ「動きにくい伝統の宮廷装束から機能的な衣服へと宮中の服装改革をした。斬新華麗な美意識や技術の発展にも寄与した」と語った。講演会は、東区の「家康公ゆかりの里」推進事業の一環で開かれた。 (細谷真里)

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