【石川】メルカリに「加能ガニ」タグ 産地偽装危惧 金沢市「出品、購入やめて」

2020年11月28日 05時00分 (11月28日 10時36分更新)
「加能ガニ金沢」のタグを付けられて水揚げされたズワイガニ=6日、金沢市無量寺町の金沢港で

「加能ガニ金沢」のタグを付けられて水揚げされたズワイガニ=6日、金沢市無量寺町の金沢港で

  • 「加能ガニ金沢」のタグを付けられて水揚げされたズワイガニ=6日、金沢市無量寺町の金沢港で
  • 「メルカリ」で販売されていた「加能ガニ金沢」と「加能ガニ」を示すタグ

 金沢市水産物ブランド化推進協議会が今年から立ち上げたズワイガニの新ブランド「加能ガニ金沢」の黒色のタグと、石川県産を示す「加能ガニ」の青色のタグが、フリーマーケットアプリ「メルカリ」に出品されていたことが同市への取材で分かった。市は産地偽装につながりかねないと危惧し、出品しないよう呼び掛けている。
 市は二十五日にタグの出品を確認。「金沢の旅館に行った際、蟹に付いていたタグです。洗ってアルコールで拭いてます」とコメントが添えられ、一個三百円の値が付けられていた。出品は既に取り消されている。
 加能ガニ金沢は金沢港で水揚げされた甲羅幅十一センチ以上で脚が全てそろった傷のないものと定義され、今年からブランド化された。
 市農業水産振興課によると、タグは使用済みだった。担当者は「飲食店で別の産地のカニを使った料理に添えられると、あたかも金沢のものと勘違いされかねない。出品も購入もやめてほしい」と呼び掛ける。
 地域ブランドを示すカニのタグを巡っては二十四日ごろにもメルカリで、福井県産を示す「越前がに」の未使用のタグが出品されていたことが確認されている。同県水産課によると二〇一八年以前に使われていた旧型のタグで、五個五千〜一万円で出品されていた。同課の担当者は「旧型であり、コレクターの収集用と見ている。ブランドへの影響はないと考えており、現時点では出品取り下げを求めることはない」と話した。 (小川祥)

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