<ダイアリー> 鬼まんじゅう

2020年11月28日 05時00分 (11月28日 11時14分更新) 会員限定

 中日新聞の広告で、おやつの書籍がパッと目に留まった。「材料2つから作れる! 魔法のてぬきおやつ」という本だ。「第七回料理レシピ本大賞」で「お菓子部門大賞」を受賞とあった。手抜きでなくてもよかったが、迷わず買い求めた。
 独身で、現在東京で働いている娘が幼いころ、私は娘を保育園に預けてフルタイムで働いていたので、おやつを作ってあげたことはなく、いつもスーパーで買ったお菓子が娘のおやつだった。私はもともと料理が好きではなく、娘と一緒にお菓子や料理を作ったことはほとんどなかった。それがずっと心に残っている。
 ただ、その分、娘の面倒をよくみてくれた夫の母が娘を預かると、いつも田舎風の鬼まんじゅうを作ってくれたものだった。娘だけでなく私も、おばあちゃんが畑で育てたサツマイモを使い、ちょっとでこぼこしているが素朴であまり砂糖も入っていない鬼まんじゅうが大好きだった。
 今年はコロナ禍で娘の帰省もままならないが、今度帰ってきたら娘のためにお菓子を作ってあげようとわくわくしながら、「魔法のてぬきおやつ」のページをめくっている。=春日井市、無職樋口祐子(74)

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