新幹線延伸遅れで北経連 「地元負担減に努力を」 富山で経団連と懇談会

2020年11月28日 05時00分 (11月28日 05時01分更新)
北陸新幹線の延伸などについて意見交換した北陸経済連合会と経団連の懇談会=富山市で

北陸新幹線の延伸などについて意見交換した北陸経済連合会と経団連の懇談会=富山市で

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 北陸経済連合会と経団連は二十七日、富山市内で経済懇談会を開いた。懇談後に記者会見した北経連の久和進会長は、開業時期が二〇二三年春から一年半遅れ、建設費が二千八百八十億円膨らむ見通しが出ている北陸新幹線金沢−敦賀間について「大変遺憾に思っている。(国は)工事期間の短縮と地元負担の圧縮に努力してほしい」と強調。経団連の古賀信行審議員会議長も「何とか関係者で合意形成して、一歩でも二歩でも前に進めてもらいたい」と同調した。
 国土交通省は今月の与党会合で開業遅れの見通しを提示。第三者による検証委員会で工期短縮や事業費圧縮を検討し、十二月上旬に中間報告するとしている。
 久和会長は「石川、福井両県にとっては踏んだり蹴ったりになる」と苦言を呈し、敦賀−大阪間の延伸には「予定通り二三年度から着工していただきたい。三〇年ごろまでの早期の全線開業を目指して取り組む」と決意を示した。
 古賀議長も広域連携による観光振興や、災害時の東海道新幹線の代替機能に触れて「私自身も延伸に大きな期待を持っていた。こういう状態になっているのは残念な思いだ」と述べた。
 (中平雄大)

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