桜ケ丘病院の移転先4候補 静岡市が提示

2020年11月28日 05時00分 (11月28日 05時03分更新)
 老朽化が進む桜ケ丘病院(静岡市清水区)の移転を巡り、田辺信宏市長は二十七日の定例会見で、病院を運営する地域医療機能推進機構(JCHO)に対して新たな移転候補地を四カ所示したと明らかにした。
 候補地はいずれもJR清水駅周辺で、市有の同駅東口公園の一部(四千三百平方メートル)と東口広場(デッキ部分含め五千三百平方メートル)。残りは民有地二カ所で、関係者によると、それぞれ一万平方メートル強と五千七百平方メートルの土地という。市幹部が二十六日にJCHO本部(東京都港区)を訪問し、提示した。
 このうち、東口公園は市役所清水庁舎の移転先となっている。病院の移転が決まると、残りは三千平方メートルとなり、新庁舎とにぎわい施設、立体駐車場の建設を予定していた現行計画のさらなる見直しが必要となる。
 桜ケ丘病院は当初、清水庁舎の移転跡地に入る予定だった。庁舎移転計画はコロナ禍で凍結となり、市はJCHOに代替案として、庁舎跡地の三分の一弱の面積しかない庁舎北側の第三駐車場を提案していた。
 JCHOは土地の狭さを理由に代替案を拒否し、十月には田辺市長と尾身茂理事長が会談。十二月十一日に控える病院の耐震補強の入札開始までに、移転候補地の選定や清水区の医療体制を協議してきた。
 田辺市長は「早期に移転新築できるよう積極的に協議したい。医師の確保も引き続き連携する」と述べた。JCHOは入札開始までをめどに返答するとしている。 (谷口武)

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