3美術館の名品が粋な競演 大型展困難な中、連携して企画展

2020年11月28日 05時00分 (11月28日 05時00分更新) 会員限定
3館が所蔵するウォーホルの作品が並んだ会場=横浜市西区の横浜美術館で

3館が所蔵するウォーホルの作品が並んだ会場=横浜市西区の横浜美術館で

  • 3館が所蔵するウォーホルの作品が並んだ会場=横浜市西区の横浜美術館で
  • リヒターの「オランジェリー」を背景に展覧会の意義を語る松永真太郎学芸員=横浜市西区の横浜美術館で
 国内を代表する三つの公立美術館の所蔵品から、二十世紀の西洋美術の足跡をたどる展覧会「トライアローグ」が、横浜美術館(横浜市西区)で開かれている。同館と愛知県美術館(名古屋・栄)、富山県美術館(富山市)の合わせて約百二十点が競演。海外美術館の大型展開催がますます難しくなっている中、国内にある名品を生かそうと三館が手を取り合った。 (宮崎正嗣)
 「トライアローグ」は三者による対話「鼎談(ていだん)」を意味する英語。三館は地方公立美術館の建設が進んだ一九八〇年代前後に相次いで開館。いずれも近現代の西洋美術作品を収集の柱としてきたことから、横浜美術館が呼びかけ、企画が実現した。
 展覧会は「三」をキーワードに、一九〇〇年代から九〇年代まで、約三十年ずつ三つの章に分けて展示。ピカソを起点にキュービズム、ドイツ表現主義などをへて、シュールレアリスム、戦後の抽象表現主義など、近現代美術の潮流をなしてきた動向に焦点を当てる。横浜美術館の蔵屋美香館長(54)は「三館が補い合うことで、欧米の美術館と比べても全く遜色のないコレクションが出来上がった」と胸を張る。
 三館が共通して所蔵している九人の作品について...

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