ふだんの生活でできる練習法は
2020年4月29日 02時00分
【質問】小学5年のピッチャーです。休校のため、練習や試合がありません。ふだんの生活でできる練習を教えてください。 (川崎市中原区 S君)
【答え】これだけ長い期間、野球をしないのは初めてでしょうね。キャッチボールもできない日々が続いていると思います。ボールを投げられないときに家でできることは、体力づくりと投球フォームづくりです。投手は強い下半身がとくに必要ですが、バランスの取れた体をつくるためには上半身も鍛えましょう。おもな練習メニューをいくつか教えます。一日で全部をやる必要はないので予定を立てて行ってください。
<体力づくり>(1)腹背筋の強化(2)腕立て伏せ(3)スクワット(4)ジャンプ系運動(5)握力の強化(6)ランニングなどをできる範囲から少しずつ量を増やしていきます。(4)のジャンプ系トレーニングのやり方のひとつに、両手に軽いダンベル(2キロ)を持ってジャンプして半スクワット(膝を曲げた状態)で着地する方法があります。(5)の握力の強化はお風呂の中でグーパーをしたり、かまぼこ板を指に挟んで湯の中で左右上下に振ったりします。両腕をいっぱいに伸ばしてタオルを絞る方法もあります。手首、握力、指の力は投手に不可欠な要素です。少しずつでも続けてください。
<フォームづくり>シャドウピッチングがいいでしょう。タオルやバドミントンのラケットを使って、体重移動や正しい腕の振りなどを覚えてください。低学年選手のフォームづくりにはとくに適しています。
(慶大野球部元監督)
【水、土曜日連載】
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