富山第一ホテル 来春閉館 老朽化、コロナで売り上げ減

2020年11月27日 05時00分 (11月27日 09時52分更新)
 富山第一ホテル(富山市)が来年三月末で営業を終了することになった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴って売り上げが急減し、老朽化が進む設備の改修も難しいとして、運営する富山アメニティシステム(同)が二十六日発表した。
 一九八二(昭和五十七)年開業。阪急阪神第一ホテルグループに加盟し、地上十三階建てで客室数は百十、宴会場やレストランも備える。二〇一九年十二月期に売上高十四億円を計上したが、今期はコロナ禍で主力の宴会需要が低迷。十月時点で四億円にとどまり、赤字見通しとなっている。
 社員七十四人は、富山アメニティシステムの親会社「GRN」(富山県高岡市)や、北陸コカ・コーラボトリング(同)でつくる「双爽(そうそう)グループ」で引き続き雇用する方針だが、他のホテルを希望する社員には再就職を支援する。
 担当者は「宴会需要の回復が見通せず、設備投資の負担もかかる。アフターコロナを見据え、グループ全体で事業改革が必要と判断した」と述べた。
 富山県の新田八朗知事は「街のにぎわいに貢献してきた施設がなくなることは大変残念」とのコメントを出した。

県内男女3人感染

 富山県は二十六日、富山市の五十代男女と、魚津市の四十代男性の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内の感染者は計四百五十三人となった。
 このうち富山市の女性は二十三日に感染が判明した同市の五十代男性会社員の濃厚接触者。三人の詳細は二十七日に明らかにする。
 二十五日に感染が公表された三人の行動経過も公表した。このうち、富山市の十代女性は十七日に感染が判明した富山大の男子学生の家族。一度は検査で陰性だったが、その後、鼻水や味覚異常などが出たため、二十四日に再度検査した。
 また、富山労働局は二十五日夜、富山公共職業安定所(富山市奥田新町)の窓口職員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。性別や年齢は明らかにしていない。
 職員は二十日まで出勤していたが、マスクを着用し、飛沫(ひまつ)防止シート越しに対応していた。事務室内を消毒した上で通常通り業務を行っている。職場での濃厚接触者は確認されていない。

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