宇奈月温泉の父 しのぶ いい風呂の日・開湯記念日

2020年11月27日 05時00分 (11月27日 10時19分更新)
山田胖翁の写真に献花する出席者=黒部市黒部峡谷口の関西電力・黒部川電気記念館で

山田胖翁の写真に献花する出席者=黒部市黒部峡谷口の関西電力・黒部川電気記念館で

  • 山田胖翁の写真に献花する出席者=黒部市黒部峡谷口の関西電力・黒部川電気記念館で
  • 宇奈月の伝承食を楽しむ山田洋夫さん(右)と妻紘子さん(右から2人目)=黒部市宇奈月公民館で

◇山田胖翁 顕彰の集い

 黒部市宇奈月温泉の礎を築いた山田胖(ゆたか)(一八八六〜一九六四年)を顕彰する集いが、同温泉の開湯記念の日で「いい風呂の日」でもある二十六日、同市黒部峡谷口の関西電力・黒部川電気記念館であった。 (松本芳孝)

三男・洋夫さん 「歴史消えぬよう続けて」

 宇奈月の歴史と文化を楽しむ会が主催。関電北陸支社、温泉街、地元ガイドら観光関係者約三十人が参加した。山田の三男の洋夫さん(90)と妻紘子さん(84)=東京都港区、山田の長男の子の正彰さん(63)=同大田区、次男の子の龍一さん(68)=神奈川県海老名市=も出席した。
 参加者は山田の写真が飾られた祭壇に献花し、功績をたたえた。藤井俊成支社長は「黒部川電源開発の功績に感謝と敬意をささげたい」、宇奈月温泉旅館協同組合の浜田政利理事長は「無人の地を将来、一大観光地になると見通した先見性に頭が下がる」とあいさつ。洋夫さんは「父の顕彰はありがたい。歴史が消えてしまわないようこれからも続けてほしい」と願った。
 その後、参加者は宇奈月公民館に移り、あく抜きしたトチの実のおこわやかゆ、山菜のてんぷら、大根、厚揚げ、里芋、干ししいたけなどを使った煮物、本ナメコのみそ汁など、宇奈月温泉かいわいの伝承食に舌鼓を打った。

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