イチローさん「47歳になって直球速くなった」「みんな重い球、と言ってくれる」今は自身が“実験台”

2020年11月26日 20時39分

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コロナ禍での生活や阪神・淡路大震災などについて語るイチローさん

コロナ禍での生活や阪神・淡路大震災などについて語るイチローさん

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 米大リーグなどで活躍し、昨年3月に現役を引退したイチローさん(47)が26日、神戸市内のホテルで開かれた新聞大会で講演した。無観客試合など新型コロナウイルスの大きな影響を受けたスポーツ界について「僕らプロは見てくれる人がいてこその存在。もし今年現役でも僕はプレーできていなかったかもしれない」と応援の力の大きさを語った。
 コロナ禍で3月末に日本に帰ってきていたというイチローさんは、日々トレーニングに汗を流していることを紹介。「現役の時にはできなかった追い込んだ練習をしている。自分がどうなるのか、自分の体で実験している」とトレーニングの意図を明かし「投手練習もしているけど、47歳になってストレートが速くなっちゃった。受ける人はみんな重い球とも言ってくれる」と驚かせた。
 また、トレーニング中などさまざまな場面で2019年3月21日の引退した日のことを思い出すという。「あれが(コロナ禍の)今年だったらどうなっていたか。東京での試合もできていないし、最後の姿も見せられてない」と思いを巡らし「リモートで引退しますと言っても…。あの日、あの瞬間が『あった』と『ない』とでは全く違う。今でもあの瞬間に支えてられていると感じるし、どうやってやめるのかがどういう選手であるか以上に大切だと思った」と語った。
 また、話が1995年1月の阪神・淡路大震災に及ぶと「初めて死ぬかと思った瞬間だった」と回顧。地震当時、オリックスの神戸市内の寮にいたというイチローさんは「とても立っていられない。床が抜けるか天井が落ちることを覚悟した」と言い、「パンツ1枚で食堂に集まったことを覚えている」と緊迫した状況を振り返った。
 一方、緊急事態の中で唯一連絡が取れなかった選手がいたといい、「現オリックスの監督ですよ。中嶋(聡)さんだけは、連絡が取れず大丈夫かと思ったら『家で寝てた』って言うんです。大物になるなぁと思いました」と驚きの事実を明かした。

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