高浜町議会 再稼働同意  1、2号機40年超原発で初

2020年11月26日 05時00分 (11月26日 09時37分更新)
議会としての再稼働同意を野瀬町長(右)に報告する上尾議長=25日、高浜町役場で

議会としての再稼働同意を野瀬町長(右)に報告する上尾議長=25日、高浜町役場で

  • 議会としての再稼働同意を野瀬町長(右)に報告する上尾議長=25日、高浜町役場で

 運転開始から四十年を超えた高浜町の関西電力高浜原発1、2号機を巡り、同町議会は二十五日、全員協議会を開き、再稼働に同意した。四十年超の原発で、地元議会が再稼働に同意するのは初めて。採決の結果、同意に賛成が十人、反対が三人だった。これを受け、野瀬豊町長が同意の可否を判断する。採決後に上尾徳郎議長から報告を受けた野瀬町長は取材に「賛否両論あったことを踏まえ、一つの大きな判断材料にしたい」と述べ、時期については明言しなかった。
 町長が同意しても、再稼働にはさらに県と県議会の同意が必要。杉本達治知事は議論の前提として、使用済み核燃料を運び出す中間貯蔵施設の県外候補地を示すよう関電に求めている。杉本知事は同日の会見で、「日程感は持っていない」として関電から回答がない限り、議論に入らない姿勢を改めて強調した。
 原発の運転期間は、二〇一一年の東京電力福島第一原発事故後、原子炉等規制法で「原則四十年間」と定められたが、原子力規制委員会が認めれば最長二十年間延長できる。高浜1、2号機は一六年に延長の認可を受けており、1号機は安全対策工事が完了。関電は来年三月に再稼働させる計画を立てている。2号機は安全対策工事を実施中で、来年四月の完了を見込む。
 四十年超で運転が認可された原発は全国に四基ある。県内では美浜原発3号機も認可を受け、関電は来年一月の再稼働を計画。美浜町議会は来月中旬にも同意の可否を判断する。 (鈴村隆一)

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