農泊 穴水の食ぴったり 利用拡大へ 民宿がメニュー

2020年11月26日 05時00分 (11月26日 10時19分更新)
イノシシ肉を使ったメニューを提案する福岡富士子さん(右)=穴水町川島の蔵カフェ菜々で

イノシシ肉を使ったメニューを提案する福岡富士子さん(右)=穴水町川島の蔵カフェ菜々で

  • イノシシ肉を使ったメニューを提案する福岡富士子さん(右)=穴水町川島の蔵カフェ菜々で
  • イノシシ肉をふんだんに使ったジビエごぜん=穴水町川島の蔵カフェ菜々で

第1弾はイノシシの「ジビエごぜん」

 穴水町の農家民宿9カ所でつくる「能登あなみず農泊推進協議会」は、宿泊客に提供する独自の食事メニューづくりに取り組んでいる。第1弾は、イノシシ肉をふんだんに使った「ジビエごぜん」で、来春ごろに提供を始める予定。今後も、さまざまなメニュー開発や里山里海の魅力を生かした体験プログラム作り、協議会の動画制作なども計画しており、町内の農泊利用拡大に向け準備を進めている。 (森本尚平)
 同協議会は本年度、農林水産省から農泊推進の「農山漁村振興交付金」の採択を受けた。二年間で町内での農泊の受け入れ態勢整備を進めていく。手始めとして、穴水の食文化を楽しんでもらえる独自メニュー開発を企画。十九日には、同協議会会員が運営する川島の「蔵カフェ菜々(さいな)」で、ジビエごぜんの試食会が開かれた。
 町を拠点にジビエ(野生鳥獣肉)文化の普及に力を入れる女性猟師の福岡富士子さん(50)がメニュー開発に協力。イノシシ肉を使ったしんじょうや薫製、みそ汁などのほか、冬季はぼたん鍋も付けるぜいたくな御膳を提案した。福岡さんは「イノシシは田舎メニューなので農泊にはぴったり」と話す。今後、地元の魚介類が楽しめる「能登ごぜん」や「精進ごぜん」、弁当の開発にも取り組む。
 他にも補助金を活用して町内の農家民宿や観光名所の魅力を詰め込んだ動画制作を進めており、体験プログラムの充実も図る。穴水の穏やかな海を生かしたサップ(ボードに立ちながらこぐ)やカヤック(座ってパドル両端でこぐ)体験、海上バーベキューをはじめ、農家民宿を発着点や途中の休憩場所とするランニング、サイクリングコースも設定していく予定だ。同協議会の鳥井順一会長(73)は「穴水だけでも二泊三日十分に楽しめるような取り組みを考えていきたい」と意気込む。

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