呼吸器、透析を災害時も確保 蒲郡市、医師会などが協定

2020年11月26日 05時00分 (11月26日 05時00分更新) 会員限定
協定を交わした(前列右から)市医師会の近藤会長、鈴木寿明市長ら=蒲郡市役所で

協定を交わした(前列右から)市医師会の近藤会長、鈴木寿明市長ら=蒲郡市役所で

  • 協定を交わした(前列右から)市医師会の近藤会長、鈴木寿明市長ら=蒲郡市役所で
 災害時の停電や断水で命の危険にさらされる人工呼吸器利用者や人工透析患者らを支援しようと、蒲郡市と市医師会などが二十日、協定を結んだ。電源を確保できる競艇場に福祉避難所を開設したり、透析に必要な水を輸送したりする。全国的にも珍しい取り組み。(木下大資)
 「電気が来ないままになったら私はどうなるのか」
 一昨年の台風24号で東三河を中心に大規模停電が発生した際、蒲郡市で人工呼吸器を使っている筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者は、文字盤で家族に訴えたという。訪問診療を担当する市医師会の近藤耕次会長は、この家族からの相談が取り組みのきっかけだったと振り返る。
 市、市医師会、医療機器メーカー五社が協定に基づき「蒲郡電源あんしんネットワーク」を設立。長期停電が見込まれる災害が発生した際に、自家発電機を備えるボートレース蒲郡に福祉避難所を設け、医療機器メーカーや市民病院が必要な装置を届ける。
 市内には電気が不可欠な人工呼吸器の利用者が約十人、酸素濃縮装置の利用者が約九十人いるが、従来は患者情報が関係機関で共有されていなかったといい、今後は安否確認などに活用する体制を整える。
 また、「蒲郡透析あんしんネ...

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