奇跡のアユ 名古屋・庄内川

2020年11月25日 05時00分

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「奇跡!アユが釣れた」と小林さん。下流に見えるのは新幹線橋脚

「奇跡!アユが釣れた」と小林さん。下流に見えるのは新幹線橋脚

  • 「奇跡!アユが釣れた」と小林さん。下流に見えるのは新幹線橋脚
  • 枇杷島橋下の川の様子

 名古屋市の都心を流れる庄内川にもたくさんいるアユ。これを友釣りで果たしてこの時期に釣ることはできるのか−という企画が15日にあった。題して「都市の奇跡・庄内川友釣り大作戦」(矢田・庄内川をきれいにする会、尾張漁協主催)。同市西区〜愛知県清須市に架かる枇杷島橋周辺で3人のアユ師がトライした結果、奇跡は現実のものとなった。 (中日釣ペン・餌取春義)
 ポイントは東海道新幹線橋脚のすぐ上流の枇杷島橋。名古屋駅から2キロほど。今回参加したアユ師は岐阜県関市の小林優太さん(35)、名古屋市の村橋輝人さん(49)、岐阜県土岐市の戸松慶輔さん(39)の3人。
 オトリは小林さんが長良川で用意した天然を使用した。橋の上から川を見ると大半が砂地。橋下は石が組まれたえん堤で何とか石がある。その石には多くのアユが群れてアカをはんでいた。
 だが、コイやボラ、ブラックバスがいるうえ、ゴミも流れてくる。水質は良くない。アユの姿があるだけでもすごいと感心する。午前10時半に開始。天気は良く気温も20度を超えて暑いほど。水温は16度だった。
 少ないポイントに参加者も戸惑うなか、橋下右岸で小林さんのオトリに野アユが反応。3回ほど追い、ついに掛かった。玉網に入ったのは23センチのオスだった。「野アユが見えていたので掛かってくれてホッとしました」と小林さん。橋上のギャラリーからも思わず歓声が上がった。
 村橋さんと戸松さんもポイントを攻めるが、ゴミなどで根掛かり頻繁。立ち位置が定まらずアユも逃げ惑う。1時間やって11時半に終了。
 釣果は小林さんの1匹ながら、この時期、都会のど真ん中でアユが釣れたのは奇跡といえるだろう。
 川は確かにきれいとはいえない。しかし、高度成長期の50年前は深刻なほど汚染されていた。そこで1975年に立ち上がったのが、矢田・庄内川をきれいにする会。行政、企業、住民が一体となっての活動で水質は徐々に良化。

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