給付金詐欺、県内初の摘発 ホステスの名使い申請疑い

2020年11月25日 05時00分 (11月25日 05時01分更新)
店長らが逮捕されたキャバクラ店の捜索に入る県警の捜査員=静岡市葵区で

店長らが逮捕されたキャバクラ店の捜索に入る県警の捜査員=静岡市葵区で

  • 店長らが逮捕されたキャバクラ店の捜索に入る県警の捜査員=静岡市葵区で
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で売り上げが減った事業主に国が支給する持続化給付金をだまし取ったとして、静岡県警は二十四日、詐欺の疑いで、静岡市駿河区東静岡二のキャバクラ経営池田一人(46)、同区広野六のキャバクラ店長大山優(36)の両容疑者を逮捕した。店のホステスの名前を使ってインターネットで虚偽申請した上で、不正受給した給付金の半分以上をホステスに渡し、残りを両容疑者が受け取っていたとみられ、女性にも任意で事情を聴いている。
 持続化給付金詐欺の摘発は県内で初。県警は暴力団が関与している可能性もあるとみて詐取した金の流れなどを調べている。
 逮捕容疑では、両容疑者が共謀して八月中旬、池田容疑者が経営し、大山容疑者が店長を務める市内のキャバクラのホステスの二十代女性が給付金の支給対象の個人事業主であるかのように装い、同月下旬、女性の口座に給付金百万円を入金させ詐取したとされる。
 捜査関係者によると、両容疑者とも否認している。
 県警は二十四日午後、池田容疑者が経営する静岡市内のキャバクラを家宅捜索。県警によると、虚偽の内容を記したホステスの確定申告の書類などを使って申請していた。店には数十人のホステスが勤務しており、ほかにも複数のホステスが同じように持続化給付金を申請していたという。
 持続化給付金は新型コロナで影響を受けた個人や中小の事業主が対象。売り上げが前年同月比で50%以上減ったことなどが条件で、個人で最大百万円、中小は同二百万円が給付される。

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