『逆転のジェイプロジェクト』この日は不発…本業はコロナで大打撃も「心の社旗を降ろすつもりはない」【都市対抗】

2020年11月25日 06時00分

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大差で最終回…9回の攻撃に臨む今井(右端)らジェイプロジェクトナイン

大差で最終回…9回の攻撃に臨む今井(右端)らジェイプロジェクトナイン

  • 大差で最終回…9回の攻撃に臨む今井(右端)らジェイプロジェクトナイン
◇24日 都市対抗野球大会第3日 1回戦 ジェイプロジェクト1―8鷺宮製作所(東京ドーム)
 真骨頂の粘りを発揮できず、悲願の初勝利は挙げられなかった。東海地区第5代表で8年ぶり2回目の出場だったジェイプロジェクト(名古屋市)は予選で見せた堅守からの終盤の猛攻を再現できず、初出場だった8年前と同じく初戦で敗退。辻本弘樹監督(51)は「小さなミス、目に見えないミスで予選のような勢いを失ってしまった」と悔しがった。
 初回、エース白崎が3安打で1失点し、2回にも1点を失うといきなり降板。辻本監督も「想像していなかった」というノックアウトだったが、継投した三菱重工名古屋から補強の西納敦史投手(29)が好投。3回にはチーム最年長の1番・今井雄一内野手(34)の適時打で1点差に追い上げた。
 チームは予選の4勝が全て逆転勝ちで、うち3勝がサヨナラ勝ち。予選のように終盤まで粘ってからの逆襲劇を誰もが期待した。しかし6回、持ち味の守備のミスで1―3にリードを広げられると、7回は暴投で3点差。じわじわ点差を広げられ、反撃の流れをつかめなかった。
 名古屋市を中心に居酒屋などを展開するジェイプロジェクトは、コロナ禍で大打撃を受け、今度は「第3波」が襲いつつある。本業が苦しい中だからこそ、今井が「大変な時期に野球をさせてもらっている感謝を何とか表現したかった」と涙を流して悔しがったように、逆境に打ち勝つ姿をなんとか届けたかった。
 それでも野球部を“心の社旗”としてバックアップする新田治郎・代表取締役(54)は試合を見守り、「選手たちは良い勉強になったと思う。コロナの見通しが立たず何とも言えないが、現段階では心の社旗を降ろすつもりはない」と来季以降を見据える。コロナ禍を乗り越え、必ず悲願の初勝利をつかんでみせる。

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