利用好調で予算増額 金沢市独自宿泊キャンペーン

2020年11月25日 05時00分 (11月25日 10時15分更新)

◇補正予算案に計上
◇割引上限額は引き下げ

 金沢市は、独自の観光支援事業「五感にごちそう金沢宿泊キャンペーン」の予算を、当初の八億三千万円から五億五千万円増額し、一泊当たりの割引額の上限を二万円から一万円に下げる。割引額の大きい宿泊プランに利用者が集中しているため、幅広い宿泊施設の利用を促し、目標とする延べ十万人の宿泊を確保するのが狙い。一日に開会する市議会十二月定例月議会で提案する本年度の一般会計補正予算案に関連費を盛り込んだ。 (小坂亮太)
 市観光政策課によると、十七日までの利用、予約人数は延べ四万二百五十一人。二万円が割り引かれる一泊四万円以上の旅行プランの利用が全体の三分の一を占め、助成額は約五億四千万円に達している。割引額の上限引き下げは、十二月十六日以降に申し込まれた予約分に適用する。
 また来年一月一日〜二月十九日にキャンペーンを利用した人のうち、抽選で七千五百人に飲食店や工芸品店で使える五千円分のクーポン券を贈り、再訪を促す「リピートキャンペーン」も新たに実施する。
 二十四日の市議会議会運営委員会で、市が補正予算案を内示した。山野之義市長は委員会後の会見で、宿泊キャンペーンについて「想定以上に多くの方に来ていただいているが、新型コロナウイルスの感染は県内は比較的落ち着いている。状況が変われば速やかに対応したい」と述べた。
 一般会計補正予算案の総額は二十六億三千百五十六万円で、うちコロナ対策関連は計七億二十万円。未就学児の感染予防に向けた手洗い用品の家庭配布、年末年始や冬季の休日当番医のPCR検査態勢強化などに充てる。このほかクマ対策に関連し、出没増加に伴う猟友会員の人件費の積み増し分など六百万円を計上した。補正後の一般会計の総額は二千三百四十四億四千二百三十万円。前年同期比で32・1%増となる。

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