流産の苦悩 周囲も理解を 

2020年11月24日 05時00分 (11月24日 12時06分更新) 会員限定
 妊娠中に胎児の心拍が止まってしまう流産。医療機関で確認された妊娠の15%に起きるとされるが、本人の体への負担や心の痛みが周囲に理解されることは少ない。2度にわたってつらい思いをした元お笑いコンビ「モエヤン」の池辺愛さん(40)に、当事者として感じたことを聞き、どんなサポートが必要かについて考えた。 (小林由比)

「自分を責めた時期も」 2度の経験 元お笑い芸人 池辺愛さん 


 「赤ちゃんが動いていません」。第二子を妊娠していた二〇一九年四月。三回目の健診で、こう伝えられた。妊娠九週目。十七日前の前回健診では心拍が確認できた。「また動きだしたりしませんか」。ぼうぜんとする中、思わず尋ねた。
 子宮内の組織が自然に排出されるのを待つか、手術で除去するか。医師には、手術を勧められた。しかも「なるべく早い方がいい」と。自身も「次の妊娠へ進みたい」と手術を選んだ。
 二日後、パーソナリティーを務めるラジオ番組の初回の生放送を終え病院へ。「本当に悲しかった。亡くなった赤ちゃんをおなかに抱えながら元気に振る舞わなくてはいけなくて」。手術前後に付き添ってくれた母親を心配させまいと「大丈夫」とこらえた。

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