丸岡高 県勢初優勝 ツエーゲンU−18に4−2 

2020年11月24日 05時00分 (11月24日 09時35分更新)

丸岡−ツエーゲン金沢U−18 猛攻を浴びせた後半にシュートを放つ丸岡のFW河上(左)=いずれも坂井市の丸岡スポーツランドで

 サッカーのU−18(十八歳以下)プリンスリーグ北信越の順位決定戦は最終日の二十三日、坂井市の丸岡スポーツランドで行われ、決勝でB組2位の丸岡高がB組1位のツエーゲン金沢U−18(石川)を4−2で破り、県勢初優勝を果たした。
 丸岡高は前半4分、左サイドからのクロスをFW河上英瑞(えいす)が頭で合わせて先制。その後は続けざまに失点したが、後半は前からの守備が連動し押し込んだ。同8分にハンドを誘って得たPKをMF川中浩夢が決め、2分後にはコーナーキックからDF東出来輝が勝ち越しゴール。同36分にもコーナーキックからDF飯田晃明がゴールを決めた。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大会は例年と異なり、五チームずつがA、Bの各組で総当たりを実施。その順位に基づいてトーナメント戦を実施した。上位のプレミアリーグとの昇降格はない。
 ◇県勢の成績
 ▽決勝
丸 岡 高 4 1−2 2 ツエーゲン
        3−0   金沢U−18

県勢初優勝を果たし、喜ぶ丸岡高の選手たち

 攻撃力抜群 6戦17点 丸岡高

 優勝杯を丸岡のMF川中浩夢が高々と掲げる。十八回の歴史があるプリンスリーグ北信越を県勢で初めて制した。攻撃力が抜群で、6戦で17点を積み上げた。
 前線からの守備と、両サイドからの戦法は健在。その上、今年は強豪勢相手にもボールをつなぐことができる。縦に急がず、中盤でパスをつなぎ、崩す。相手を自陣にくぎ付けにして心を疲弊させ、後半はセットプレーで2得点。したたかだった。
 「質」にこだわってきた。前チームでは夏のインターハイ、冬の全国高校選手権ともに優勝校に敗れた。川中は「こんな技術じゃ通用しないと痛感させられた」と言う。止めて、蹴るの基本はもちろん、パスや動きだしの細部まで見つめ直した。多彩な攻撃を可能にする土台がつくられた。
 サッカーの町と呼ばれる丸岡町。五年ほど前から丸岡は週に一度、地元の中学生チームとの練習試合を続ける。「僕たちのレベルを伝えられるし、彼らの手本にならなくちゃいけない」と小阪康弘監督は意図を語る。川中や大型DF飯田晃明ら登録メンバーの十一人がそのチームの出身。当時、力の差を示され「ふてくされた」選手たちは、強くなるため丸岡の門をたたいた。
 「ほかの選手と彼らがうまく融合できている」と指揮官。地域に根付いた強化が結実しつつある。全国の舞台で何度も味わった「八強の壁」。この冬、そこを突破できる可能性が大いにある。 (谷出知謙)

関連キーワード

PR情報