沢村賞の大野雄「今までと違う姿を見せていかなあかん」 球界最高の投手として突き進むエース道

2020年11月24日 06時00分

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沢村賞の受賞が決まり、球と花束を手に笑顔を見せる大野雄

沢村賞の受賞が決まり、球と花束を手に笑顔を見せる大野雄

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 プロ野球草創期に活躍した沢村栄治投手(巨人)を記念し、シーズンで最も活躍した先発投手を表彰する沢村賞選考委員会が23日、東京都内で開かれ、両リーグトップの10完投を挙げた中日の大野雄大投手(32)が初受賞した。中日では2004年の川上憲伸以来、9人目(11度目)。巨人・菅野智之投手(31)との一騎打ちを制し、ナゴヤ球場で会見した左腕は「球界最高の投手」として、エース道を突き進むことを誓った。
   ◇   ◇
 受賞決定から2時間余り。会見場に姿を見せた大野雄からは心なしか緊張感が漂っていた。球界最高の先発投手に贈られる栄誉に背筋が伸びる。喜びとともに口をついたのは責任感だった。
 「すごくうれしかったです。目指すこともできないような遠い賞でまさかという感じ。普段の生活からしっかりしないといけないし、見られていると感じながら生きていきたいです」
 リーグトップの148イニング2/3を投げて11勝6敗。防御率1・82と10完投、勝率6割4分7厘で選考基準7項目のうち3項目をクリアした。「一人で取れるのは想像できなかった」。一騎打ちとなった巨人・菅野への敬意も忘れなかった。
 杉下茂、権藤博、星野仙一、小松辰雄、今中慎二、山本昌広、川上憲伸ら過去の受賞者にはそうそうたる顔ぶれが並ぶ。「素晴らしい投手ばかり。自分の名がそこに加わると思うと不思議な感覚」。まだ実感は湧かなくても、エースの系譜に連なる覚悟はできつつある。
 重圧を避けるため「僕は左の先発の一枚でいい」と言い張ってきた。ただ、今は違う。後輩たちに助言を求められる機会も増えた。「今までと違う姿を見せていかなあかんというのはある。今までの感覚ではいけない」と強調する。
 与田監督をはじめとする首脳陣から「エース」として扱われることも自覚を促した。「それに恥じないような意識にならないと申し訳ない。チームの代表やと思ってやっていくことがこれからの成長につながる」。真正面から受け止める。...
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