中日・大野雄は疲労が心配だが…沢村賞を取れて本当に良かった。おめでとう、仲間入りだね【小松辰雄さん特別寄稿】
2020年11月24日 06時00分
中日・大野雄大投手(32)が球団では16年ぶり9人目(11度目)となる沢村賞を受賞した23日、1985年に同賞を手にした元中日投手で本紙評論家の小松辰雄さん(61)が特別寄稿。後輩を祝福するとともに今オフの重要性を説いた。
◇ ◇
沢村賞は自信になる。これが一番の実感だね。
私が受賞したのは入団8年目の1985年。その後に感じたのは周りの目の違い。沢村賞投手、すごい人、という目で見られるようになった。
マウンドでも私を見る目の変化を感じた。打者の方がこちらを、すごいピッチャー、と見ている。そうなると、こちらは上から見下ろして投げることができる。一回り大きくなった大野雄の姿が見られるだろう。
心配な点があるとすれば、たまっている疲れだ。大野雄は今年だけでなく、昨年もフルに働いている。短いオフの間でしっかり疲れを取ることができるかどうか。
私の場合、沢村賞を取った翌年の成績は良くなかった。オフにはあちこち引っ張り回されたこともあり、疲れがうまく取れなかったのを覚えている。ただ今年はコロナ禍。引っ張りだこということにはならないんじゃないかな。
大野雄が沢村賞を取れて本当に良かった。一度取っておけば一生「沢村賞投手」と言われる。おめでとう、仲間入りだね。
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