石川翔1イニング2奪三振パーフェクトリリーフ「3年間パワーをためてきたと思っている」
2020年11月23日 06時00分
◇22日 みやざきフェニックス・リーグ DeNA2ー3中日(清武第二)
打たれる気配すらなかった。威力抜群の直球と切れ味鋭いスライダーで、ドラフト1位ルーキーの森を見逃し三振に仕留めるなど危なげなく三者凡退に退けた。今秋は5試合の登板で計5イニングを投げ1失点。猛アピール中の石川翔だが、満足はしていなかった。
「結果は良かったけど、直球はまだまだ足りないなと。指のかかりをよくしてスピンを上げたい。もっと空振りを取れるような真っすぐを投げたい」
豪快な投球フォームとは裏腹に心配性な性格の右腕。シーズン中には「先のことばかり考えてしまって…」と制球難に陥った時もあった。継続してきたトレーニングをやめてしまうこともあった。それでも、この秋は自分を見つめ直し「今、目の前のことだけに集中する」との意識改革で結果に結び付けている。
圧巻の投球に、仁村2軍監督は「レベルが違った。このままシーズンに入ってほしいくらいだね。(来季が)楽しみだ」と期待感を隠さない。門倉2軍投手コーチからは「てんぐになるなよ」とくぎを刺されるほどだった。
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