金谷拓実が松山英樹超え日本人最年少V「本当にお待たせしました!」プロ転向3戦目で勝利「賞金王目指す」

2020年11月23日 06時35分

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死闘の末、プロ初優勝を挙げた金谷拓実(右)

死闘の末、プロ初優勝を挙げた金谷拓実(右)

  • 死闘の末、プロ初優勝を挙げた金谷拓実(右)
◇22日 男子ゴルフ ダンロップ・フェニックス最終日(宮崎市・フェニックスCC)
 金谷拓実(22)=東北福祉大4年=が石坂友宏(21)=日本ウェルネススポーツ大3年=とのプレーオフ(PO)を4ホール目で勝ちきり、プロ初優勝を飾った。アマ時代の昨年11月に挙げた三井住友VISA太平洋マスターズに続き、ツアー2勝目。賞金ランクは3位に上がり、「賞金王を目指す」と宣言した。現役大学生プロ同士でともにツアールーキーのPOは、日本ゴルフツアー機構が発足した1999年以降初めて。金谷は大学の先輩である松山英樹が2014年に達成した大会最年少記録を塗り替えた。
 「本当にお待たせしました!」。金谷が第1声で喜びを表した。国内戦ではメジャーに並ぶ格付けの高い大会で、歴代王者にはトム・ワトソンやタイガー・ウッズ(ともに米国)、尾崎将司らが並ぶ。そこに日本人最年少で名前を連ねた。「小さいころからテレビで見ていた大会。自分の名前を刻むことができた」と笑顔は止まらなかった。
 大会前からショットの調子はよくなかったが、小技でしのぎ続けた。最終Rは15番と16番を続けてグリーン脇からチップインバーディーを決め、石坂に追いついた。18番パー5でのPOでもショットが定まらなかったものの、ことごとく1パットで決めた。そして、PO4ホール目。グリーン奥からの9ヤードを40センチに寄せてバーディーにし、前日から40ホールにわたった石坂との現役大学生プロ対決を勝ちきった。
 松山以来の大物アマとして10月にプロに転向。周囲からは順風満帆と思われていた。しかし、本人は「アマ時代の1勝だけでは本当に力があると思われない。自分がプロとして通用するか不安だった」という。大物アマと言われながらプロで大成できなかった選手は、過去に何人もいる。それだけに、プロ転向3戦目で勝ち、「自信が確信になった」とつぶやいた。
 多くの目標がある。今回の優勝で来年1月の米ツアー、ソニーOP(米ハワイ州)の出場権を得て、海外ツアー挑戦の足掛かりができた。女子人気に追いつくことも「自分なりのプレーを見せられれば。それがプロの仕事」という。そして、この日、初めて「賞金王を目指して、やっていきたい」と口にした。コロナ禍で試合が少なくなり、シーズンは今年と来年が統合された。賞金王レースはあと1年ある。その主役に金谷が名乗りを上げた。

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