制裁下のキューバ・ベネズエラ、米融和復活に期待

2020年11月23日 05時00分 (11月23日 05時00分更新) 会員限定
2016年3月、キューバの首都ハバナで記者会見したオバマ大統領(左)とラウル・カストロ国家評議会議長=AP・共同

2016年3月、キューバの首都ハバナで記者会見したオバマ大統領(左)とラウル・カストロ国家評議会議長=AP・共同

  • 2016年3月、キューバの首都ハバナで記者会見したオバマ大統領(左)とラウル・カストロ国家評議会議長=AP・共同
 【ニューヨーク=杉藤貴浩】米大統領選でバイデン前副大統領が勝利し、隣国キューバと南米ベネズエラが関係改善に期待を膨らませている。ともにトランプ大統領から「独裁国家」と非難され、厳しい経済制裁などで疲弊しているだけに、米政権交代を苦境打開につなげたい考えだ。
 「米国は新しい道を選んだ。われわれは違いを尊重する建設的な両国関係の可能性を信じている」。バイデン氏勝利が報じられた今月上旬、キューバのミゲル・ディアスカネル大統領はツイッターで祝福した。普段は故フィデル・カストロ氏の言葉の引用や国内視察などの内容が多いだけに、対米関係への直接の言及は異例だ。
 キューバは二〇一五年、当時のオバマ米政権と五十四年ぶりに国交を回復。米国は経済制裁を大幅に緩和した。だが、保守層の支持を受け就任したトランプ氏は融和政策を大転換し、キューバへの観光や商取引の制限を次々と打ち出した。
 キューバ共産党機関紙「グランマ」によると、一連の制裁による損失は五十億ドル(約五千二百億円)以上。新型コロナウイルスの影響で主力の観光業がさらに落ち込む中、オバマ政権で副大統領を務めたバイデン氏への期待は大きい。
 対米関係改善を...

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