<福井掘れ惚れ> コロナで帰国、海外協力隊員はいま

2020年11月23日 05時00分 (11月23日 05時00分更新) 会員限定
市民らにコンポストの使い方を説明する伊藤さん(左)=コスタリカ・サンマテオ市で(本人提供)

市民らにコンポストの使い方を説明する伊藤さん(左)=コスタリカ・サンマテオ市で(本人提供)

  • 市民らにコンポストの使い方を説明する伊藤さん(左)=コスタリカ・サンマテオ市で(本人提供)
 新型コロナウイルスの感染拡大が、国際協力の活動にも影を落としている。県内から発展途上国へ派遣されていた国際協力機構(JICA)の海外協力隊員は活動途中での帰国を余儀なくされた。一部を除いて再派遣の見通しが立たない中、隊員に現状や思いを聞いた。
 JICA北陸によると、県内からはコロンビアやルワンダ、インドなど十カ国で十一人が活動。世界的なコロナの感染拡大で「発展途上国は医療体制が整っておらず、隊員の安全が確保できない」と三月下旬、全員を一斉帰国させた。

活動半ばでの帰国

 「帰りたくない。もっとやりたいことがあったのに」。南米コスタリカで環境教育に携わっていた伊藤きららさん(26)=福井市在住=は、通常二年の活動期間を一年残しての帰国となった。
 二〇一九年四月からサンマテオ市役所の観光課職員として勤務。コスタリカはリサイクル率が一桁台といい、ごみ焼却場が極めて少なく、国の至るところに埋め立て場がある。「ごみを埋め立てるから、悪臭や害虫がひどくて」と話す。
 「市民のリサイクルへの意識がとても低い」状況で、子どものころから関心を高めてもらおうと、小中高生向けにリサイクルに関する出張講座を開いた...

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