高山伝統の冬支度「菜洗い」 「飛騨の里」で実演

2020年11月23日 05時00分 (11月23日 05時00分更新) 会員限定

野菜を洗う岩畑さん(手前)と今井さん=高山市上岡本町1の飛騨の里で

 漬物に使う野菜を洗う「菜洗い」の実演が二十二日、高山市上岡本町一の野外博物館「飛騨の里」であった。
 飛騨地方では冬に備えて各家庭で漬物を作る習慣があり、かつては川で漬け込む野菜を洗う光景が見られた。現代ではあまり見かけられなくなったが、同館では伝統をつなごうと、毎年菜洗いを実演している。
 この日は、館内の畑でとれたハクサイや赤カブ、大根をそれぞれ約十五キロずつ用意。かっぽう着に身を包んだ岩畑正子さん(80)=同市越後町=と今井愛子さん(72)=同市名田町=が、水温九度の小川に野菜を浸し、たわしで一つ一つ丁寧に洗っていった。
 同館の西倉憲司館長(70)は「手間を掛けた分だけおいしくなる。飛騨の冬の風物詩なので、大事に伝統を残していきたい」と話していた。
 (横田浩熙)
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