鈴木亜由子「汚名返上したい!」チーム連覇を導いた激走の裏に…監督から口酸っぱく言われた“欠点”

2020年11月22日 21時09分

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トップで走る日本郵政グループの5区・鈴木亜由子(代表撮影)

トップで走る日本郵政グループの5区・鈴木亜由子(代表撮影)

  • トップで走る日本郵政グループの5区・鈴木亜由子(代表撮影)
◇22日 全日本実業団女子駅伝(宮城県松島町文化観光交流館前発、弘進ゴムアスリートパーク仙台着の6区間42・195キロ)
 日本郵政グループが2時間13分34秒の大会新で2年連続3度目の優勝を果たした。トップと55秒差の2位でたすきを受けた5区(10・0キロ)の鈴木亜由子(29)が区間賞の快走で先頭を奪い、東京五輪マラソン女子代表の貫禄を示した。
 鈴木に後半勝負の選択肢はなかった。「(高橋)監督から口酸っぱく『おまえは前半が遅い』と言われていた。汚名返上したいと。怖さはあったけど、優勝のためにはいくしかなかった」。弾むようなピッチを刻み、先を行く積水化学・森との差をみるみる縮めていく。7キロ過ぎで逆転すると、中継場では逆に29秒差をつけた。五輪代表の看板通り、圧巻の逆転劇を見せつけた。
 2大会連続の五輪を決めた2019年から一転、今年は試練の連続だった。1月に右太もも裏を肉離れ。秋には臀部(でんぶ)を痛め、「やりたい練習ができない」まま今大会を迎えていた。高橋昌彦監督は主要区間から鈴木を外すことも検討したという。
 調整には不安たっぷり。それでもレースが始まると勇気を持って突っ込んだ。今年は新型コロナウイルスの影響で例年のような個別の合宿ができず、チームで過ごす時間が増えた。「みんなの頑張りが刺激になっていた」。1区区間賞の広中璃梨佳ら伸び盛りの若手の存在も活力になった。
 2021年は国内のマラソンをはさみ、夏の五輪本番へ備える。鈴木は「ケガで試行錯誤してきて心身ともタフになった。さらに高みを目指していく」と語る。手負いの快走で、また一つ自信を手に入れた。

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