グランアレグリアに藤沢和師「もう少し距離延ばしていければ」 ルメール「ラスト150メートル、このレベルではとても珍しいこと」【マイルCS】

2020年11月23日 06時00分

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グランアレグリア

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 「第37回マイルCS」(G1・22日・阪神・芝1600メートル)は好位を進んだ単勝1番人気のグランアレグリア(牝4歳、美浦・藤沢和)が、直線やや前に詰まりながら、外へ持ち出されると素晴らしい伸びで抜け出し、G13連勝で芝マイルG1春秋制覇、G14勝目を挙げた。クリストフ・ルメール騎手(41)は同レース初勝利、藤沢和雄調教師(68)は5勝目。インディチャンプが2着、アドマイヤマーズが3着、2番人気の3歳馬サリオスは5着だった。
 静寂を切り裂くように稲妻が走った。ゴールまで残り約150メートル。スペースを見つけられないでいたグランアレグリアの視界が、ようやく開けた。女王の真骨頂はそこから。まるで心を燃やすかのようなラストスパート。繰り出すやいばに、ライバルたちは、抗えない。まさに一刀両断。先に抜け出していたインディチャンプをパス。炎となってゴールを貫いた。G1を3連勝、春秋マイルG1を完全制圧。クルージングに入ったパートナーのたてがみをルメールは左手で優しくなで、感謝の気持ちを伝えた。
 「スペースがあまりなかったのは、私のせいです。もう少し早めに外に出せていれば、完全なレースができたと思います。ラスト150メートルでギアをアップできましたが、このレベルでは、とても珍しいこと。我慢しなければいけませんでしたが、彼女のおかげで勝つことができました」
 スタートを決め、5番手に導いたのは、2枠4番という枠順を意識したレースメイクだった。すぐに落ち着き、冷静に自らのリズムで流れに乗ることができた、という。「2歳、3歳のころはテンションが高く、速く走りたがっていましたが、大人になってとても乗りやすくなり、パワーを全部使えるようになったんです」。さらに成長を感じた、と振り返った主戦は「すごい瞬発力。めちゃくちゃ強いですし、素晴らしい馬です」とその強さをあらためてたたえた。
 東京競馬場で圧巻の走りを見届けた藤沢和師は「マイルを上手に走ってくれるようになったので、もう少し距離を延ばしていければ」と異なるカテゴリーへの挑戦も示唆。ルメールも「能力がとても高く、今回も乗りやすかったので、距離を延ばしてもいけると思います」と新たな可能性に言及した。確定していたローテーションは、ここまでだったため、今月中にも相談の上、今後のスケジュールが検討されるもよう。活躍の場を広げるであろう2021年。どの進路を選択しても、きっと輝き続けてくれるに違いない。
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