ルメール「いいタイミングで外へ行けず我慢」グランアレグリアためにためた末脚【マイルCS】
2020年11月22日 17時57分
◇第37回マイルCS(22日・G1・阪神・芝1600メートル)
好位を進んだ単勝1番人気のグランアレグリアが、直線やや前に詰まりながら、外へ持ち出されると素晴らしい伸びで抜け出し、G13連勝で芝マイルG1春秋制覇、G14勝目を挙げた。クリストフ・ルメール騎手(41)は同レース初勝利、藤沢和雄調教師(68)は5勝目。インディチャンプが2着、アドマイヤマーズが3着、2番人気の3歳馬サリオスは5着だった。
スプリンターズS同様、次元が違っていた。グランアレグリアが素晴らしい伸びでG14勝目を勝ち取った。好位を進んで、手応え十分のまま直線へ。だが、前の馬が壁になって追い出せない。残り200メートルを過ぎてから外のスペースが空き、ルメールがすぐさま持ち出すと、馬は一気に伸びて差し切った。
「いいタイミングで外へ行けず、我慢しなければならなかったけど、いい瞬発力があるので、すごくいい脚を使ってくれました」と鞍上は馬の力を褒めた。後方追走だったスプリンターズSと違って今回は好位から。「すごくいいスタートでいいポジションが取れ、すぐ落ち着いた」と折り合いも文句なし。直線で前が壁になった分、ためにためた末脚を発揮した形だ。
G1を3連勝はもちろん、同一年の春秋マイルG1制覇も果たした。安田記念ではアーモンドアイも破ったグランアレグリアは女王の名にふさわしい結果を残した。
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