笑顔届ける 棒人間アート  福井特別支援学校生の山崎さん 鯖江で絵画の初個展

2020年11月22日 05時00分 (11月22日 12時00分更新)
自身初の個展会場を訪れ、友人らと笑顔で話す山崎さん(左)=鯖江市嚮陽会館で

自身初の個展会場を訪れ、友人らと笑顔で話す山崎さん(左)=鯖江市嚮陽会館で

  • 自身初の個展会場を訪れ、友人らと笑顔で話す山崎さん(左)=鯖江市嚮陽会館で
  • 山崎さんの作品「Duck」。細かい点のような物一つ一つが「棒人間」

 福井特別支援学校高等部三年の山崎海斗さん(17)=坂井市三国町平山=が描く絵画の初個展「棒人間アートてん」が、鯖江市嚮陽会館内のcafe&lunchここるで開かれている。筋ジストロフィーを患いながらも、ペンを握る指と手首を動かして描き続ける山崎さん。自分と同じ悩みを抱える人たちを元気づけ、「作品を見た人たちに笑顔になってもらいたい」と話している。
 幼いころから描くのが好きだった。長期入院した際、祖母から掛けられたひと言に背中を押され、フェイスブックに絵を投稿するようになった。描くのは、頭や手足、体を簡単な棒状に描いた「棒人間」を集めて表現する独自のスタイル。
 昨秋、市まなべの館で開かれた合同展示会に参加し、初めて作品を展示。最初はモノクロで描いていたが、合同展示会で寄せられたメッセージをきっかけにカラーボールペンで描くカラー作品にも挑戦している。
 個展は、合同展示会で作品を見た市職員のオファーで実現した。初めてカラーに取り組んだリンゴの作品から最新作の「Duck(ダック)」まで動物を題材にした計約三十点を出品している。
 応援してくれる人たちの思いを「ありがたいです」と受け止める山崎さん。「レッサーパンダを描いてみたい」「地元でも個展をしたい」と制作意欲は増すばかりだ。
 二十一日は山崎さんが来場。山崎さんの同級生や後輩も訪れて作品を楽しんだ。個展は十二月中旬までで、火曜定休。午前十時〜午後五時。 (清兼千鶴)

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