磁器原料生産の歴史伝える 瑞浪の岩島さんが千本きね修復

2020年11月22日 05時00分 (11月22日 15時05分更新) 会員限定
水車の動作確認をする岩島さん。柱のように見えるのがきねで、水車の力で動く=瑞浪市明世町の市陶磁資料館で

水車の動作確認をする岩島さん。柱のように見えるのがきねで、水車の力で動く=瑞浪市明世町の市陶磁資料館で

  • 水車の動作確認をする岩島さん。柱のように見えるのがきねで、水車の力で動く=瑞浪市明世町の市陶磁資料館で
 瑞浪市稲津町の陶磁器原料メーカー「カネ利陶料」会長、岩島利幸さん(70)が、市陶磁資料館で保存されている「千本きね」を修復した。水の力で水車を回し、岩をたたいて磁器の原料を作る道具で、かつては瑞浪市内でよく見られたが、現存するのはこの一基だけ。岩島さんは「美濃焼の発展を支えた技術が稲津町で生まれたということを知ってほしい」と話す。 (真子弘之助)
 復元された千本きねは、昭和の終わり頃まで釜戸町で使われていたものを、市陶磁資料館が一九八〇年から保管していた。水車を動かすと四本のきねが上下に動き、「ざくざく」と大きな音を立てながら、磁器原料となる長石や珪長(けいちょう)石を砕く。砕かれた石粉をふるい分け、比重の軽い部分を取り出して粘土と混ぜると磁器原料になり、そのままガラス質を含んだ釉薬(ゆうやく)の原料にもなる。しかし臼が土に埋まり、きねの先端が割れるなど使えない状態だった。
 岩島さんによると、千本きねは...

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