オンライン笑顔の再会 小浜⇔岡山の施設 結ぶ  ハンセン病回復者と交流 

2020年11月22日 05時00分 (11月22日 11時51分更新)
再会を誓って手を振る生徒や市民=小浜市のサン・サンホーム小浜で

再会を誓って手を振る生徒や市民=小浜市のサン・サンホーム小浜で

  • 再会を誓って手を振る生徒や市民=小浜市のサン・サンホーム小浜で
 ハンセン病回復者と長年交流を続ける小浜市社会福祉協議会は十八日、同市遠敷(おにゅう)のサン・サンホーム小浜で、岡山県瀬戸内市の国立療養所邑久(おく)光明園とインターネット回線で結び、オンラインで同園にいる福井県人会の会員と再会した。若狭東高校放送部員も同席し、「皆さん お元気ですか」と笑顔で呼び掛けた。
 新型コロナウイルスの感染拡大で、市社協が回を重ねてきた邑久光明園への訪問がかなわないため、オンライン交流となった。市社協の山岸博之理事長ら役員、ボランティアグループ代表、放送部員十三人がカメラの前に集まり、「お元気な姿を見て安心した」「コロナ終息後は必ず施設を再訪します」と話し掛けた。
 園の県人会は、四人が姿を見せた。会長で九十一歳という吉田藤作さんは「長生きしたからこそ、また会えた」と話し、放送部員が昨年の交流の様子をまとめ、施設に郵送したビデオレターへのお礼も述べた。
 市社協は、一九九〇(平成二)年に職員が邑久光明園を訪問した際、県人会と出会ったことを契機に相互交流事業に取り組んでいる。共鳴した若狭東高放送部は、回復者の人生をテーマにしたドキュメンタリーを製作して全国高校放送コンテストに出品するなど、ハンセン病の理解に努めている。
 市社協が企画した昨年のツアーで療養所を訪ねた放送部長の三宅美徳(みのり)さん(二年)は「久しぶりにお目にかかり、声を聞いた。元気をいただいた気分です」と話した。 (池上浩幸)

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